雨の日に今まで撮った写真を見返していると、
ふと思ったことが。
「千本鳥居のある神社ってもっとないだろうか」
京都の伏見稲荷大社はもちろん、
根津神社や東伏見稲荷神社、上野の花園稲荷神社に赤坂日枝神社。
品川神社内の亜那稲荷もですね。
これらは伺った場所です。
もちろん全国に視野を広げればたくさんあるとは思いますが、なかなかそんな時間もとれません。
行ける範囲で...と探していたら変わった神社を見つけました。
これは狐好きとしては行っておかなくては!と、
運良く晴れた休みの日に出掛けてきました。
京濱伏見稲荷神社です。
東急目黒線 新丸子駅から歩いてすぐにあります。
伏見稲荷神社らしく大きな神狐像が出迎えてくれます。
広角のレンズではなかったので収めきれませんでしたが、大鳥居がとても大きい。
高さは約14mもあるそうです。
境内は少し個性的な作り。
手前に千本鳥居がありますが、それよりも目立つのが社殿です。
日本最大級の九棟稲荷造りとのこと。
迫力があります。
神社の土台を当時縁起が良いとされた富士山の溶岩で固めた「江戸造り」という様式で建てられているそうです。
手水舎はとても綺麗で、ちょっとしたお風呂くらいある大きな手水鉢の中の水も澄んでいます。
手水舎が綺麗な神社は間違いないという持論。
戦後に伏見稲荷より勧請された、比較的新しい神社なのでとても綺麗です。
千本鳥居は数こそ控えめですがきっちりと並んでいる印象です。
参拝をする際にとても目立つのが、社殿の中にある日本最大級の御神鏡。
残念ながら中は撮影禁止ですが一見の価値ありです。
参拝後は社殿向かって左の社務所にて御朱印をいただきます。
さて、実はこちらの神社の見所は社殿や鳥居だけでなく...
煩悩の数だけ安置された神狐像もその一つ。
ちゃんとそれぞれ綺麗に色付けされていて、
またその表情やポーズも様々。
一体一体丁寧に作られていてとても見応えがあります。
ちなみに入ることのできない本殿の周りにも安置されているので、おそらく108体を全て見ることは叶わないでしょう。
そうそう、沢山の狐さんたちに堂々と混じるこの子も探してみてください。
摂社。
奥から祇園玉光稲荷、白狐社、身代わり開運稲荷と並んでいます。
ここにも狐さんがいますね。
弁財天。
こちらの前には招福池があります。
その脇にはときわ磐座。
浅間神社は珍しく、色がつけられています。
神狐像や、これを見て思うのですが、こちらの神社はかなり自由な感じですね。
元々稲荷神社は朱が綺麗ですが、こちらは色が沢山あって華やかです。
こちらの神社はとても個性的で、面白い神社でした。
外国人観光客の隠れた人気のスポットとなっているようですが、それも頷けます。
とても良いところです。
ぜひ機会があればまた伺いたいですね。
そして、ここから少し歩けばまた神社があるということでそちらにも伺うことにしました。
つづく。